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2012年10月24日

記憶術で脳を活性化する

 現在の日本のように高齢化が進んでくると注目を浴びるのが健康産業だそうです。

 秦の始皇帝が不老不死の霊薬を求めて日本まで人を送ったという伝説があるそうです。そのくらい昔から人はいつまでも若く長生きをしたいという願望があったようです。

 現代でも健康食品が山のように売られているのもいつまでも健康でいたいという願望の表れでしょうし、脳トレがブームになったのもいつまでもぼけたくないという願望の表れと言えるでしょう。

 一口に認知症といってもアルツハイマー型を始め色々な種類があり、その原因も色々です。ですから、これだけやれば認知症を完全に予防できますという魔法のような方法はありません。

 しかし、脳を鍛えるというのは認知症を予防する有効な方法の一つと言えます。中でも記憶術はお勧めできる脳の鍛え方の一つです。

 その理由の一つは脳の普段使わない部分を使うということです。

 脳は基本的にできるだけ物事を効率化しようとする性質があります。

 例えば包丁でキャベツを千切りにするという行動も最初はなかなかうまくいかず、手を切らないように慎重に全神経を集中して切っていたはずです。しかし慣れるに従い特に意識を集中しなくてもすんなりとスムーズに切ることができるようになります。

 これは最初は脳内でキャベツを切るのに必要な筋肉を動かすための信号があちこちに送られていたのが、何度も繰り返しキャベツを切るうちに不必要な筋肉には信号が伝わらなくなり、必要な部分だけ残った結果なのです。これが慣れるということです。

 つまり、常に新しいことに挑戦していかないと、脳の使われない部分が増えていき、それだけ衰えてしまうことに繋がってしまうのです。

 普通の生活をしていると意外と何かをイメージをする機会というものはないものです。
 記憶術ではイメージ記憶術のためにイメージをする力を上げるトレーニングをします。これは普段しないことをですから、慣れるまではあちこちに信号が送られます。それだけ脳の使われる部分が増えて、活性化していると言えます。

 イメージ記憶術をすぐに自由に使うというのは難しいかもしれません。しかし、脳の活性化という意味からすると、できないからと諦めず、色々と試行錯誤することで、脳をより活性化していると言えるのです。  

Posted by 速読大仏 at 14:00記憶術

2012年09月23日

記憶術でスポーツ能力を向上させる その2

 前回、記憶術は視野を広げるのに役立つと書きました。しかし記憶術がスポーツに良い影響をもたらす点はそれだけではありません。

 それはイメージトレーニングの効果を上げるということです。

 登場当初こそイメージトレーニングはその効果を信じられていませんでした。しかしその効果が認識されるにつれて広まっていきました。今ではトップアスリートを始め学生スポーツまで広く取り入れられています。

 このイメージトレーニングを効果的に行うにはできるだけ詳細に場面をイメージしていく必要があります。それこそその場の光景、聞こえてくる音、気温や湿度などを始め、筋肉の一つ一つがどういう風に動いているかということまでイメージするのです。こうすることで必要な筋肉をコントロールするための神経回路に信号が伝わりやすくなり、本番でも落ち着いて身体をスムーズに動かせるようになります。中には金メダルを取るまでのイメージトレーニングを繰り返した結果、実際に金メダルを取ったときにまったく感慨がわかなかったという話を聞いたこともありAM素。

 イメージする力が強ければ、それだけ詳細に身体を動かすところをイメージが出来、効果も高くなります。

 そのため記憶術のトレーニングを行うことでイメージ力が向上すれば、それだけスポーツでのイメージトレーニングも効果が上がると考えられます。

 この点においても、記憶術のトレーニングは記憶を高めるだけではなく、スポーツにも役立つと言えます。
  

Posted by 速読大仏 at 17:17記憶術

2012年08月14日

記憶術でスポーツ能力を向上させる

 最近はスポーツ速読が流行って、本を速く読むためというよりサッカーや野球等のスポーツに活用するために速読のトレーニングをしようとする人が増えているようです。

 実は記憶術もスポーツに役立つのです。

 記憶術では視覚的なイメージ力を向上させるトレーニングを行います。

 視覚的なイメージ力とは言い換えれば現実には目の前にないものを脳内でできるだけ正確に思い浮かべる力です。

 この視覚的なイメージ力はサッカーやバスケットボールのような敵味方が同一の競技場に混在する競技で役に立ちます。

 このような競技では正確なパスコースやゴールへの道筋を一瞬で見つけるために一目で周囲の状況を的確に把握する必要があります。

 この能力を高めるためには視野を広げることが重要です。この視野を広める効果を求めて速読を学ぶ人も少なくありません。

 しかし周囲の状況を一瞬で把握する力は視野の広さだけでは完全とは言えません。視野の広い選手のことを「背中に目があるようだ」とよくいいます。実際には目に見えていない選手の動きまで的確に予測して、まるで見ているかのように振る舞えるからです。

 このような能力は天性のものもあるかもしれませんが、トレーニングによっても身につけることが出来ます。それはイメージ力を鍛えることです。

 予測といっても、論理的な推論を積み重ねて行うわけではありません。それでは時間がかかりすぎてしまうからです。よくサッカーではひらめきが大切だと言われます。ここでいう予測とは正にそのひらめきのことです。

 それぞれの選手の能力や考え方、試合の展開など、今まで知識を材料に、直感的に一瞬で予測するのです。分野は違いますが、将棋の棋士も同じです。無数の手の中から瞬時に最善の手を見つけるのです。未だ将棋で名人がコンピュータに負けないのはこのヒラメキをコンピュータでは未だ再現できていないからだといわれています。

 このようなひらめきは論理的な順列処理によるいわゆる左脳的な思考ではなく、いわゆる右脳的な並列処理的な思考によって生まれると考えられて今右。

 そのため右脳的なイメージ力を鍛えることでひらめき力を向上することが期待できるのです。

 このような視点に立つと、記憶術のトレーニングはスポーツにも役立つといえます。  

Posted by 速読大仏 at 18:16記憶術

2012年07月15日

突飛なイメージが記憶に残りやすくなるわけ

 イメージ記憶術のコツの一つとしてできるだけ突飛なイメージを思い浮かべるというものがあります。

 例えばネズミが鯨を飲み込んでしまったり、巨大なかぼちゃがが黒板をばりばり食べているいったものです。

 このような通常ではあり得ないようなイメージを思い浮かべると「そんな馬鹿な!」とか「変なの~」といった感情が動きます。この感情が動くということが記憶では重要なのです。それは強い感情が短期記憶と長期記憶を選別するのに影響を与えるからです。

 例えば新婚旅行のホテルでの食事は何年経っていても思い出せるのに、一昨日食べた昼食の内容はすっかり忘れてしまっているというようなことはないでしょうか?

 これは新婚旅行という特別な状況で強く感情が揺さぶられたため、長期記憶にしっかりと保存されたからです。。

 感情の動きが長期記憶に移行する事に影響するのは脳の機能に関係があると考えられています。

 脳が短期記憶から長期記憶へ移行する内容を重要性によって選別する部分を海馬と言います。この海馬には感情の動きを司るといわれる扁桃体に隣接しています。

 海馬が重要性を判断する材料の一つが感情の動きなのです。怪我をしたときや危険なものを目の前にしたときなど生命維持に関わる出来事は痛みによる苦痛や恐怖感といった感情の動きが伴います。感情の動きが激しい情報ほど、生命の維持に重要なものと考えられるので、次に似たような状況に陥ったときに適切に対応できるように長期間記憶しようとするのです。

 この海馬の働きを利用したのがイメージ記憶術です。感情を大きく動かすようなイメージを思い浮かべることで海馬に長期間保存する必要があると判断させようとするのです。ですから、できるだけあり得ないようなおかしなイメージを思い浮かべる必要があるのです。  

Posted by 速読大仏 at 18:07記憶術

2012年06月19日

短期記憶が長期記憶に変わる仕組み

 以前、記憶には種類があるという話をしました。一番基本的な分け方がその場限りの記憶である短期記憶と長期間保持し続ける長期記憶という分け方です。

 私たちが通常「記憶した」という場合の「記憶」とは長期記憶です。いくら大量に記憶してもその場で忘れてしまっては意味がないからです。しかし、この長期記憶は脳のどの部分にどのように保存され、どうやって思い出すのかと言うことについて、まだ明確には解明されていません。

 しかし、なぜ短期記憶で終わってしまうものと長期記憶に保存されるものがあるのかということがかなり分かってきました。

 それは脳内の海馬という部分によって短期記憶で終わってしまうものと長期記憶に移行するものが選別されているという事実です。

 神経細胞(ニューロン)はシナプスと呼ばれる部分を通じて、神経伝達物質と呼ばれる化学物質をやりとりすることで信号を送ります。海馬ではこの神経伝達物質のやりとりの量を感じ取り、それが増加するとその伝達物質のやりとりが伝えている情報を短期記憶で終えずに長期記憶に保存するように選別していると考えられているのです。

 神経伝達物質のやりとりが増えるには3つの原因が考えられます。第一に神経伝達物質を受け取る部分(受容器)が増えること。第二に神経伝達物質自体の量が増えること。第三にシナプスやニューロンが増えること。この三つです。

 神経伝達物質と受容器の関係は雨とコップの関係に例えられます。雨が降ってきたとき、置いてあるコップが一つだけでは、一杯分の水しか貯められません。しかしたくさんコップを並べればそれだけたくさんの雨水を受け止めることが出来ます。つまり、受容器が多ければ多いほどもれなく神経伝達物質を受け取ることが出来るので、それだけ多くの神経伝達物質のやりとりが発生することになるのです。

 上記の状態が続くと放出される神経伝達物質そのものが増えていきます。これが第二のケースです。雨とコップのたとえでいうと、雨が大降りになりすぐにコップが一杯になるような状態になったということです。

 そして最終的にはシナプスやニューロンそのものが増えていっそう神経伝達物質のやりとりが増えていきます。雨とコップの例で言えばコップの水を流していたパイプ(シナプスやニューロン)が水が多すぎて流しきれなくなり、新しいパイプを設置した状態です。
 この状態になると神経伝達物質が多くなってもスムーズにやりとりできます。言い換えればそれだけしっかりと記憶された状態になったと言えます。

 このようなしくみで短期記憶が長期記憶へと移行すると考えられているのです。  

Posted by 速読大仏 at 14:18記憶術

2012年05月24日

速読と記憶術の使い分け

 速読と記憶術は別のスキルとしてトレーニングした方が良いと前回話しました。

 仮に記憶の強さをr、記憶する回数をt、印象の強さをiとしてこれらの関係を数式で表すと
r=t×i
と表せます。

 つまり、しっかり記憶するにはできるだけ何度も繰り返して覚えるか、できるだけ強烈に印象づけるしかないということになります。

 「記憶するための技術」という観点から見ると、回数を増やすことで記憶しやすくする技術が速読、印象を強くして記憶しやすくする技術が記憶術と言えます。

 記憶する技術としての速読と記憶術に優劣があるわけではありません。しかし、記憶する内容によって向き不向きはあります。

 記憶術は用語やリストなど一問一答型の記憶(部分記憶と言います)を得意とします。子のようなことを覚える時には、イメージを利用した記憶術を使うと効率的に覚えることが出来るようになるのです。

 しかし長文を覚えるという事(全体記憶と言います)は、覚え方を工夫すれば出来ないことはないですが、記憶術の記憶法はあまり向いているとは言えません。(もっとも記憶術が発明されたとされる古代ギリシャでは原稿無しに長時間演説をするために記憶術が発明されたと言われています)

 長文をそのまま覚えるには、何度も繰り返し読むという速読を使った記憶法の方が向いています。あまり強く覚えようと意識しなくても、繰り返し読むことで自然と記憶できるようになるからです。

 また文章の内容をそのまま記憶しなければならないときというのは、通常は単に言葉を覚えるだけではなく、理解していることが求められているはずです。

 この点においても、「読書百遍意自ずから通ず」ではありませんが、何度も読むことでより理解が深まっていくので、速読を使った記憶術の方が向いていると言えます。

 このように覚える内容によって、速読と記憶術を使い分けることでより効率的に物事を覚えることができるのです。  

Posted by 速読大仏 at 11:37記憶術

2012年04月18日

速読と記憶術

 私の高校生の頃速読ブームが起こりました。いまでは第一次速読ブームと言われているものです。

 その頃私がテレビを見ていると、一冊の本をパラパラとめくっただけで全て読み終えて、しかもどこに何が書いてあるのかを全て覚えているという人が出演していました。

 「速読を身につければあっという間に本を読んで、しかも全て記憶できる」と私と同様に思い込んだ人は少なくないと思います。

 しかし、速読に対するこのようなイメージあまり正しいイメージとは言えないようです。

 それは文章を速く読む能力と文章を記憶する能力というのは別物だからです。例えば、普段本を読んだ時に一度読んだだけでどれだけの内容を記憶しているかを考えれば分かると思います。

 あくまで速読は「現状の読書と同じ理解度・記憶度のまま、読書速度を上げていく技術」と割り切って習得に励むべきだと言うことです。その方が速読を身につけやすくなるからです。

 しかし速読が記憶するのにまったく役に立たないと言うわけではありません。

 覚えようとしなくても,何度も聞いているうちにいつの間にかCMソングを覚えてしまった。そんな体験をあなたもしたことはないでしょうか?

 同じように同じ文章を何度も繰り返し読んでいけば、自然と記憶できるようになります。「門前の小僧習わぬ経を読む」というやつですね。

 もし速読を身につけていれば、同じ時間でも繰り返し読む回数を増やすことが出来ます。つまり、それだけよく記憶することができると言うことになるのです。

 この意味で速読は記憶にも役立つ技能だと言えます。  

Posted by 速読大仏 at 14:10記憶術

2012年03月14日

記憶の種類

 記憶について理解を深めるためには、記憶の種類について理解する必要があります。

 まず大きく短期記憶と長期記憶の二つに分けられます。

 短期記憶とは20秒ほどしか保持できない記憶のことです。現在ではこれを発展させたワーキングメモリという概念があります。これはパソコンでいうとメモリに当たるものです。一時的に物事を記憶して、計算や読解、思考する時に使われます。

 長期記憶とは短期記憶のうち、海馬によって「今後も必要」と判断され、別の領域に保管されている記憶です。パソコンで言えばハードディスクやUSBメモリといったデータの保存場所に当たります。この長期記憶は忘却することがなければ死ぬまで記憶し続けられます。

 この長期記憶も陳述記憶と非陳述記憶に分類できます。これはその記憶内容を言葉で説明できるかどうかという分類になります。

 言葉で説明できる陳述記憶はさらにエピソード記憶と意味記憶に分かれます。

 エピソード記憶というのは実際に自分が体験した内容に関する記憶です。例えば「昨日山田さんと山田さんの会社の会議室で新発売のパソコンの営業をした」と言うような記憶です。

 意味記憶というのは言葉の意味に関する記憶です。本から得られる知識などがこれに当たります。歴史の教科書で得た関ヶ原の合戦の知識などがこれにあたります。(しかし、「昨日教科書で関ヶ原の合戦の勉強をした」という記憶は実際に自分の経験に関する記憶ですから、エピソード記憶になります)

 言葉で表すことのできない非陳述記憶も手続き記憶とプライミングに分けられます。

 手続き記憶とは泳ぎ方やサッカーのシュートの仕方など、いわゆる「体が覚えている状態」のことです。何度もその行動を繰り返すことで無意識にその行動を取れるようになった行動がこの手続き記憶です。

 プライミングとはある事柄が、その後の事柄に影響を表す状態のことを指します。例えば、動物について書かれた一文を読んだ後に、「トラ」や「ネズミ」という言葉の方が「トラック」や「チーズ」という言葉よりも見つけやすくなるというような状態のことです。

 このような記憶の種類を知ることで、より効率よく記憶をすることが出来るようになるのです。  

Posted by 速読大仏 at 16:17記憶術

2012年02月14日

色の覚え方

 イメージ力を鍛えるためには色の基本をしっかりと覚える必要があります。

 色の基本を覚えるというのは
 1.三原色
 2.色の合成と分解の組み合わせ
 3.補色の関係
 という3つの要素を覚えることです。

 三原色については色の三原色(シアン・マゼンダ・イエロー)と光の三原色(赤・緑・青)を繰り返し見ることで刷り込むことが単純ですが効果的な方法です。

 しかし、色の合成と分解の組み合わせや補色の関係のように複数の色の関係を覚えるには図形を利用すると覚えやすくなります。

 1.頂点の位置を上下逆にした二つの正三角形を二つ重ねた六芒星と言われる六角形の図形を書きます。

 2.上向き三角形の3つの頂点にそれぞれ色の三原色であるマゼンダ、シアン、黄色で○を書いてその中をカラーペンなどで塗りつぶします。
 3.下向き三角形の頂点に同じように光の三原色である赤、青、緑で○を書いてその中をカラーペンなどで塗りつぶします。その際、マゼンダとシアンの間の頂点には青を、シアンと黄色の間の頂点には緑を、黄色とマゼンダの間の頂点には赤を書き入れます。

 この図でマゼンダ、シアン、黄色を中心に見ると、それぞれの色の間の色がそれらの色の合成食となります。(例えば、マゼンダと黄色の間に書き入れた赤はマゼンダと黄色の合成色です)

 逆に赤、青、緑を中心に考えると、その両側の色は分解色になります。(例えば青の両側はマゼンダとシアンですが、これは青の分解色になります)単に言葉で覚えるのではなく、このような図を作成して位置でも覚えるようにすると覚えやすくなります。

 また、それぞれの反対側にある色は互いに補色の関係になります。

 こうやって図形で位置関係を見ることで補色や色の合成・分解の関係を覚えやすくなります。  

Posted by 速読大仏 at 10:14記憶術

2012年01月18日

かんたんなイメージ力強化方法

 イメージ記憶を行うには イメージ力を高める必要があります。そのためには色や形をしっかり認識できるようにする必要があります。

 このための有効なトレーニングの一つにパソコンソフトを使ったトレーニングがあります。このレーニングではさまざまな色や形を次々にスクリーン状に表示させることで脳に刷り込みを行うことで認識力を高めていきます。

 しかし、パソコンがなくても空き時間を使ってできるトレーニングもあります。そ

 例えば残像を使う補色を覚えるというトレーニングです。白いカードとカラーペンさえ準備すればトレーニング出来ます。この白いカードの真ん中に三原色のいずれかのカラーペンを使って○を書きます。例えば、青を丸く塗りつぶすのです。同様に赤でも作ると良いでしょう。特に決まった大きさはありませんが、どこでもトレーニング出来るように持ち運びがしやすいように名刺大のカードに2cmくらいの大きさの円を描くと良いと思います。

 トレーニングの手順は以下の通りです。
1.真ん中の円を20秒ほどじっと凝視します。
2.凝視したら、視点を横の白い部分にずらします。
3.見ていた円の色と補色の関係にある色(例えば青ならばオレンジ)の円がぼんやりと見えるはずなので、それをしっかり見ます。

 はじめはぼんやりとしていますが、トレーニングを繰り返していると脳の色に関する神経の信号の通りがよくなるので段々とはっきりと見えてくるはずです。また、トレーニングを続けていれば目を閉じてもしっかりと色を思い浮かべられるようになります。是非空き時間を活用してみてください。  

Posted by 速読大仏 at 17:15記憶術

2011年12月16日

イメージ記憶術の限界

 覚えにくいモノを長期間覚え続けられるようにするイメージ記憶を使った記憶術は非常に便利で強力なツールです。
しかし決して万能というわけではありません。苦手とする分野もあります。その一つは文章記憶です。

 長文を一字一句間違えないように記憶するというものです。イメージというのはそもそも非言語的なものですから、
言語そのものを覚えるというのはあまり向いていないのです。もちろん、ペグ法などを使って話す内容と順番のキーと
なるものを記憶して、それを手がかりに文章の内容を記憶するということは可能です。しかし、言い回しなどを含めて全て
覚えようとすると、難しいのです。

 同様に外国語の単語もイメージ記憶を使うのは難しい分野の一つです。語呂合わせを使い、それをイメージ化して覚えるという
方法も確かにあります。しかし、これでは、一旦ごろのイメージを思い出し、それから意味を思い出すというワンクッションを
挟むため、次々と会話をしたりする場合には時間がかかり、あまり実用的とは言えません。

 それよりも繰り返すことによって記憶した方が、直接意味を思い出せるので、実用的と言えます。

 記憶する対象によって適した覚え方は異なってくるのです。  

Posted by 速読大仏 at 18:18記憶術

2011年11月30日

なぜ記憶術の多くはイメージ記憶を使うのか

 世の中にある多くの記憶術はイメージ記憶を応用したものです。記憶したいモノをイメージ化して記憶するというものです。
ここでいうイメージは映像(ビジュアルイメージ)だけではなく、視覚以外の聴覚、嗅覚、触覚、味覚を含めた五感を活用した
イメージという意味です。

 こうすることで単に言葉を覚えるだけよりも強く記憶されるのです。なぜこのようなことが起きるかというと
人間の記憶の仕組みの影響なのです。人の記憶には覚える内容や期間によっていくつかの記憶に分類することができます。

 そのなかで最も強く記憶に残りやすい記憶がエピソード記憶です。これは自分自身が実際に経験した内容の記憶です。

 覚えたいモノをイメージするというのは脳にその覚えたいモノを実際に体験したと思い込ませることで
記憶しやすくしているのです。脳は外部からの刺激も電気信号で受け取るだけですから、イメージしたものと
実際の出来事を基本的には区別できないのです。

 ですから、実際に体験したのと同じくらい鮮明にイメージすることができれば、同じくらいしっかりと記憶できます。
もちろん、そこまで鮮明でなくても十分効果はあります。  

Posted by 速読大仏 at 16:16記憶術

2011年10月03日

なぜイメージできないのか

 実はかなり以前、学生時代にも記憶術に挑戦して挫折したことがあります。なぜかというどうもうまくイメージ化することが
出来なかったからです。

 しかし、これはある意味当然だったと言うことが今のトレーニングを始めてから分かってきました。

 それは現代の一般的な日本人は長い間の学校教育で、論理的な能力、計算能力の方をトレーニングすることを
重視されてきて、イメージ力を鍛えるようなトレーニングを行ってこなかったからです。
 もちろん、このこと自体は現代社会で求められている能力が主に論理的な思考力だということから仕方がないと
言えるかもしれません。

 しかし、そのためにせっかくの記憶術もうまく使えないのはもったいないと言えると思います。

 よく右脳を鍛えるのが重要だという話を聞きますが、これは別に左脳はどうでも良いから右脳だけを鍛えれば良いんだ、
と言うことではなく、左脳と同じくらい右脳も働くように鍛えていきましょうと言うことなのだと思います。

 何事もバランスが大切ですから、両方の脳がバランスよく働いている状況が最良だと言えるのでしょう。  

Posted by 速読大仏 at 06:19記憶術

2011年08月29日

記憶術の始まりはある悲劇から

 記憶術の講座を受けるに当たって、色々な記憶術の本を読んでみました。
 本屋や図書館に行くと実に多くの記憶術の本が並んでいて、驚いてしまいます。
 今まであまり気にしていなかったので気づかなかっただけでこんなに色々出ていたんですね。

 いくつか買ったり、図書館で借りたり、立ち読みしてみて気が付いたんですが、
多少違いはあるにしろいずれもイメージ記憶が基本にあるようですね。

 そもそも記憶術の元は古代ギリシヤの時代さかのぼるそうです。

 有名なエピソードとして詩人のシモニデスの話があります。

 彼はある宴会に出席したのですが途中で退席しました。するとその直後に宴会をしていた建物の天井が落ちてきて、
出席者は全員押しつぶされてしまったのです。死体の損壊は酷く、誰が誰だか分からない状況でした。

 しかし、シモニデスはどれが誰の死体かを全て言い当てたのです。

 それは彼が宴会場の席とそこに誰が座っていたのかを結びつけて覚えいたから可能だったのです。

 これは記憶術の本に載っているペグ法という覚え方と一緒ですね。

 このことからシモニデスが記憶術の発明者とも言われているそうです。

 こんな昔から記憶術が合ったというのは驚きですね。
でもよく考えてみると、昔の方が記録する手段が限られていたから記憶術の必要性は高かったのかもしれませんね。  

Posted by 速読大仏 at 18:41記憶術

2011年08月18日

イメージ力が大切

イメージ記憶をするためにはイメージ力が必要となりますが、色々試してみると、
自分のイメージ力のなさに嫌になるくらいです(^_^;

例えば、手元にあるボールペンをじっくりと見た後に目を閉じて、そのボールペンをイメージしてみます。
直前までボールペンを見ていたのですから、そんなのかんたんかと思っていたのですが、
意外とこれが難しいのです。

まず色がぼやけます。「こんな色だったよなぁ?」などと思いながらイメージしているうちに色が変わっていってしまいます。
形についても全体的な形をぼんやりとは思い浮かべられても、それの細かな部分まで思い出すのはかなり難しいのです。

こういう状況なので、イメージ記憶を行うには、視覚のイメージだけではなく、音や匂い、味、
手触りなども一緒にイメージするようにしています。
そうすることで、視覚のイメージの不足を補うのです。

とはいえ、やはり人の情報の8割は目から来ると言われていますから、できるだけ深く記憶するためには、
視覚イメージの力をしっかりと強化する必要があるように思いました。

記憶術の教室での話では、自分にイメージ力がないのは、これまで学校で受けてきた教育が、
論理的な能力のみを鍛えることを重視してきた為であり、適切なトレーニングをすれば、
必ず上がるということです。

しっかりと訓練していきたいと思います。  

Posted by 速読大仏 at 10:53記憶術

2011年08月09日

記憶術の基本はイメージ

 記憶術の基本というのはイメージ記憶術だそうです。

 イメージ記憶術というのは覚えたい内容を文字として覚えるのではなく、
映像や音、感触などの五感を使って覚えるということです。

 例えば「ウサギ、携帯電話、菅首相、横浜、スイカ」という言葉を順番通りに記憶するとします。
その時、単純に「ウサギ、携帯電話、菅首相、横浜、スイカ、ウサギ、携帯電話...」というように
何度も何度も繰り返し読むことで覚えるという方法もありますが、記憶術ではそのようなことはしません。

 例えば「ウサギが携帯電話に体当たりしたら、その携帯電話が菅首相の開いた口にすぽんと入った。
菅首相はその勢いで横浜ベイブリッジをくるくると転がって渡っていって山のように大きなスイカに突っ込んだ」
というようなイメージを浮かべて、それを覚えるわけです。

 このようなイメージの方が単に文字として覚えるよりも記憶に残りやすいので、
簡単に言葉を覚えられるという事なのです。

 しかし、なかなかこのイメージを思い浮かべるというのが普通の日本人には難しいことなのです。

 そこで記憶術のコースではこのイメージする力をアップさせるためのトレーニングを最初に行って、
このイメージ記憶術をだれにでもできるようにするのだそうです。

 どれだけ楽にイメージできるようになるのかが楽しみです。  

Posted by 速読大仏 at 15:59記憶術

2011年08月04日

記憶術のトレーニングを始めました

 こんにちは。速読大仏改め記憶術大仏です(笑)

 なんで名前とブログタイトルを変えたかというと、速読トレーニングに加えて、記憶術のトレーニングも始めたからなんです

 実は私の通っている速読スクールでは速読の他にも記憶術を教えているんです。
端で記憶術のトレーニングを見ていると、こっちも面白そうだったので追加で申し込むことにしました。
確かにいくら本を読んでも記憶しないことには意味がないですしね。

 ここでの記憶術の考え方はイメージ記憶術です。ただ、現代の普通の日本人にはイメージ記憶は難しいらしいのです。
それは学校教育で論理的な、いわゆる左脳的な教育を重視してきて,そちらばかり学んで、イメージ面、
いわゆる右脳的な教育をあまり受けてきていないからなのだそうです。

 言われてみれば確かにその通りだなと思います。
まぁ、これまで世の中で論理的な能力の方が必要とされてきていたのだからしょうがないとは思いますが。

 そこでここのスクールではイメージ力を鍛えるために脳に色と形の要素をしっかりと覚えさせるという
トレーニングをしているのです。
このトレーニングをすることでイメージする力がアップして、イメージ記憶がやりやすくなるのだそうです。

 さぁ、どうなるのか楽しみです(^^)  

Posted by 速読大仏 at 09:36記憶術

2011年07月23日

日常のトレーニング

こんにちは。前回暑い日が続きますねぇと書いたら、今回は涼しい日が続きますねぇと書く状態になっています(笑)
本当に温度変化が激しいです(笑)

さて、速読教室でトレーニングをしているわけですが、教室で教えてもらったどこでもできるトレーニングというのも
暇なときはできるだけするようにしています。

それは眼筋を鍛えるためのトレーニングなのですが、非常に簡単なものです。
適当な四角いもの、例えば窓とかビルなどを見つけたら、その四隅西点を素早く移動させるというものです。

単にそれだけなのですが、続けているとけっこういいトレーニングになるそうです

。実際にやってみると、井貝と異聞の目というのは自由に動かせないものだと言うことが実感できます。
交互に少しずつ動かそうとしても明確な目印がないと、きちんと等間隔で目を動かすというのは難しいのです。

こんな風な発見もあるので、けっこう楽しみながらトレーニングをしています(^^)  
タグ :速読

Posted by 速読大仏 at 08:19速読

2011年07月04日

速読教室に通って良かったこと

こんにちは。暑い日が続きますねぇ。
節電とは言いつつも,どうしても冷房のスイッチに手が伸びてしまいます(^_^;

さて、速読教室でトレーニングを始めてから一月以上経ちました。

結果の方もまぁまぁ順調で、時々足踏みしながらも段々読書速度も速くなってきました。
アドバイスをもらえるというのも大きいですが、それと同時に周りに仲間がいるというのはいいですね。
ついついサボり心が出てきたときはその仲間を見ることで克服できます。  

Posted by 速読大仏 at 16:56速読

2011年06月08日

中学生向けの勉強法

こんにちは。速読大仏です。

この間たまたまホームページを視たんですけど、最近は学習塾でも速読を教えているところがあるんですね。

やっぱり、速読を覚えると勉強に役立つっていう風に考える人が多いんでしょうね。

速読の他にも小学生なら小学生向けの、中学生なら中学生向けの勉強法もしているとさらに鬼に金棒っていう感じでしょうね。

どうせやらなきゃならないことだったら,できるだけ楽しく,できるだけカンタンに済ませられるに越したことはないですよね。
  

Posted by 速読大仏 at 15:52勉強法