2012年04月18日

速読と記憶術

 私の高校生の頃速読ブームが起こりました。いまでは第一次速読ブームと言われているものです。

 その頃私がテレビを見ていると、一冊の本をパラパラとめくっただけで全て読み終えて、しかもどこに何が書いてあるのかを全て覚えているという人が出演していました。

 「速読を身につければあっという間に本を読んで、しかも全て記憶できる」と私と同様に思い込んだ人は少なくないと思います。

 しかし、速読に対するこのようなイメージあまり正しいイメージとは言えないようです。

 それは文章を速く読む能力と文章を記憶する能力というのは別物だからです。例えば、普段本を読んだ時に一度読んだだけでどれだけの内容を記憶しているかを考えれば分かると思います。

 あくまで速読は「現状の読書と同じ理解度・記憶度のまま、読書速度を上げていく技術」と割り切って習得に励むべきだと言うことです。その方が速読を身につけやすくなるからです。

 しかし速読が記憶するのにまったく役に立たないと言うわけではありません。

 覚えようとしなくても,何度も聞いているうちにいつの間にかCMソングを覚えてしまった。そんな体験をあなたもしたことはないでしょうか?

 同じように同じ文章を何度も繰り返し読んでいけば、自然と記憶できるようになります。「門前の小僧習わぬ経を読む」というやつですね。

 もし速読を身につけていれば、同じ時間でも繰り返し読む回数を増やすことが出来ます。つまり、それだけよく記憶することができると言うことになるのです。

 この意味で速読は記憶にも役立つ技能だと言えます。

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Posted by 速読大仏 at 14:10 │記憶術