突飛なイメージが記憶に残りやすくなるわけ

速読大仏

2012年07月15日 18:07

 イメージ記憶術のコツの一つとしてできるだけ突飛なイメージを思い浮かべるというものがあります。

 例えばネズミが鯨を飲み込んでしまったり、巨大なかぼちゃがが黒板をばりばり食べているいったものです。

 このような通常ではあり得ないようなイメージを思い浮かべると「そんな馬鹿な!」とか「変なの~」といった感情が動きます。この感情が動くということが記憶では重要なのです。それは強い感情が短期記憶と長期記憶を選別するのに影響を与えるからです。

 例えば新婚旅行のホテルでの食事は何年経っていても思い出せるのに、一昨日食べた昼食の内容はすっかり忘れてしまっているというようなことはないでしょうか?

 これは新婚旅行という特別な状況で強く感情が揺さぶられたため、長期記憶にしっかりと保存されたからです。。

 感情の動きが長期記憶に移行する事に影響するのは脳の機能に関係があると考えられています。

 脳が短期記憶から長期記憶へ移行する内容を重要性によって選別する部分を海馬と言います。この海馬には感情の動きを司るといわれる扁桃体に隣接しています。

 海馬が重要性を判断する材料の一つが感情の動きなのです。怪我をしたときや危険なものを目の前にしたときなど生命維持に関わる出来事は痛みによる苦痛や恐怖感といった感情の動きが伴います。感情の動きが激しい情報ほど、生命の維持に重要なものと考えられるので、次に似たような状況に陥ったときに適切に対応できるように長期間記憶しようとするのです。

 この海馬の働きを利用したのがイメージ記憶術です。感情を大きく動かすようなイメージを思い浮かべることで海馬に長期間保存する必要があると判断させようとするのです。ですから、できるだけあり得ないようなおかしなイメージを思い浮かべる必要があるのです。

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